Training Load トレーニング負荷
定義
トレーニング負荷は、あるトレーニング・セッション — またはセッションを移動窓で集約したもの — が身体にかけた生理学的ストレスの数値的推定です。2 つの要素を組み合わせます: 仕事の強度 (通常は心拍またはパワーで捕捉)、そして持続時間。
現代のウェアラブルと練習プラットフォームは、関連する 3 つの数字を表示することが多いです:
- Load — 単セッションのストレス数。TRIMP (Training Impulse)、TSS (Training Stress Score)、またはベンダー固有の名称で呼ばれる。
- ATI (急性トレーニング・インパルス) — 直近のセッション Load を指数加重した 7 日移動合計。現在の疲労を表す。
- CTI (慢性トレーニング・インパルス) — 28-42 日の指数加重移動合計。積み上がったフィットネスを表す。
なぜランナーにとって重要か
負荷が回復を上回ると、フィットネスが上がり、同時に疲労も上がります。2 つのカーブは同じではありません。フィットネス は遅く反応し (数週から数ヶ月)、遅く消えます。疲労 は速く反応し (数日)、速く消えます。差分 — CTI から ATI を引いたもの、「トレーニング・ストレス・バランス」または「調子」 — は、ある日のアスリートの切れ味と疲れ具合を予測します。
小さな CTI の上に ATI が急激にスパイクするのは、過用性怪我、病気、そして「先週の日曜は素晴らしい走りができたのに水曜はひどい」の典型的なレシピです。数週かけて安定して CTI を押し上げ、ATI がその背後に密着している状態 — これが吸収される形の適応です。
Your Pacer はこれらの数字を処方的ではなく記述的に使います。CTI が 62 だった週に Load 138 が入ったこと — 観察され、週刊レターで解釈されます。調整は翌週水曜の軽めの日として現れます — 警報や警告としてではありません。
どう計算されるか
核となる式は、持続時間と強度係数の積をシンプルに取ります。係数は閾値に対する心拍、FTP に対するパワー、VDOT に対するペースに依存し — ベンダーごとに選びます。
- Banister TRIMP — 元の式。持続時間 × 心拍予備比の性別加重。
- TSS (Coggan) — パワーベース、閾値で 1 時間のベンチマークに正規化。自転車プラットフォームで一般的。
- ベンダー変種 — Garmin Training Load、COROS Load、Polar Cardio Load、TrainingPeaks TSS。プラットフォームを跨いだ値の直接比較は成立せず、同一プラットフォーム内でのトレンドは比較可能。
単位が任意でベンダーによって異なるため、絶対の Load 数より、ATI と CTI の比率と、週単位の CTI の変化のほうが重要です。
関連用語
- HRV — 負荷 / 回復バランスの回復側。
- 期分け — ベース・ビルド・ピーク・テーパー全域での CTI 進行の計画。
- ポラライズド・トレーニング — 同じ CTI を、強度分布次第で干渉コストをより多くも少なくも築ける。
- 回復 — ATI の消化が意図的な構造で管理される。
参考文献
- Banister & Calvert, Planning for Future Performance: Implications for Long-Term Training, Canadian Journal of Applied Sport Sciences (1980)。オリジナルの TRIMP 論文。
- Coggan & Allen, Training and Racing with a Power Meter。自転車で広く使われる TSS 式。
- Foster et al., A New Approach to Monitoring Exercise Training, Journal of Strength and Conditioning Research (2001)。セッション RPE ベース。